World SUSHI CUP JAPAN 2017 大会レポート 

2017年8月25日取材 記事:盛島さつき

2017年8月23日から25日の3日間、第19回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー内特設会場(東京ビッグサイト東7・8ホール)にて、農林水産省及び一般社団法人 国際すし知識認証協会主催による、World SUSHI CUP JAPAN 2017が開催された。

5回目となる今回は、自国で開催された予選大会で選ばれた、世界15か国30名の選手が会場に集まり腕を競った。

初日8月23日は、生食の衛生調理等の講習・試験を実施し、日本各地からえりすぐりの寿司職人30名が、黒帯講習会を実施。日本の寿司職人が、参加者への寿司の指導にあたった。24日の大会二日目は、日本の伝統食文化に則った生食の衛生調理、江戸前寿司の競技。World SUSHI CUP 2017の決勝進出を決める予選で、翌日の決勝へ20名がコマを進めた。そして最終日の25日の決勝戦は、江戸前寿司部門を勝ち進んだシェフが思い思いの創作寿司で腕を競った。

年々選手のレベルが向上し、今年はさらに厳しい審査基準も設けられての25日の決勝だったという。国際すし知識認証協会の小川洋利理事は、

「海外の寿司調理師の知識・衛生面・技術向上と日本食材の扱いを身に付けることを趣旨とした当大会で、各選手の技術面だけでなく、衛生面にも注意を払い審査し選考しました。

今年は、これは寿司ではないといったものは無く、江戸前すしを理解した創作すしの作品が並びました。毎年レベルも上がり日本の寿司職人に劣らない技術を持った海外の寿司職人が増え嬉しく思います。世界中に安全で美味しい寿司をお客様に提供して頂くことが何よりもの願いです。」と大会を振り返った。

 

なおWorld SUSHI CUP 2017の参加資格は以下であった。

① 日本国内外ですし調理経験が5年以上あること。
② 全国すし連加盟店及び、国際すし知識認証協会の講習または試験を受けたことがあること。
③ 日本以外の国籍を有していること。

 

【大会結果】

1位 Vladimir Pakさん 国 籍:ロシア 勤務地:Jonathan sushi Fornebu(ノルウェー)

2位 Miguel Alexandre Ferreira Bertoloさん 国 籍:ポルトガル

勤務地:ACPP-Professional Cooks of Portugal Association(ポルトガル)

3位 Fabio Noboru Catsuquiさん 国 籍:ブラジル 勤務地:ALL JAPAN SUSHI ACADEMY(日本)

キッコーマン(株)賞  Gurung Khem Kumerさん 国 籍:香港 勤務地:VTC-International Culinary Insitute(香港)

JFCジャパン(株)賞  Rajesh Kumar Thakurさん 国 籍:インド 勤務地:FUJI JAPANESE RESTAURANT(インド)

ノルウェー水産物審議会賞 Sandra Mari Saitoさん 国 籍:ブラジル 勤務地:ALL JAPAN SUSHI ACADEMY(日本)

長谷川化学工業(株)賞 Desmond Yu Wai Chowさん 国 籍:アメリカ 勤務地:Fusion Kitchen(アメリカ)

ヤマサ醤油(株)賞 Danilo Pradoさん 国 籍:ブラジル 勤務地:Gion Culinaria Japonesa(ブラジル)

お伊勢参り本舗(株)賞 Eduardo Augusto Neves Diasさん 国 籍:ポルトガル 勤務地:Sushi mania(スイス)

金印物産(株)賞 Changlong Yueさん 国 籍:カナダ 勤務地:Square Holding Ltd.(カナダ)

 

【主催】農林水産省  / 国際すし知識認証協会 http://www.sushi-ssi.com/

Post Author: SATSUKI

音楽・アートの記事を主に書いています。 サスティナビリティに関する観光、製品の話題をお届けする準備をしています。ゆっくり丁寧に、上質な時間を過ごせる情報をお届けしたいと思います。

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