ワインBAR・バル特集-2
食事と一緒に会話も楽しんでほしいから
イタリアのあいさつ「PREGO」が合言葉
伊勢佐木町 「PREGO」
「白い服を着た者は、人の命を預かっているんだ」
修業時代にたたき込まれたそんな教訓が、今でも忘れられないと話すのは、横浜市営地下鉄「伊勢佐木長者町駅」のすぐそばに位置する「PREGO」の店長、石井健司(いしい・けんじ)さん。
衛生管理に気を配る必要があるのは、何も白衣を着用した医療関係者に限ったことではない。最前線で責任を問われるのは、むしろコックコートを身にまとった料理人なのである。
そんな「白」に対する想いは、同店の内装にも現れている。「食べ物を直接口にする場ですから、清潔感あふれるインテリアにしたかったんです」
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カラフルな色使いを避け、木調とのモノトーンこだわったからこそ、料理の鮮やかさに目が向かう。赤いハート型のクッションは、まるでそのことを証明するかのように、訪れる者の目を奪う。
石井さんによれば、店名の「PREGO」とは、イタリア語で「どうぞ」とか「ありがとう」という意味なのだとか。
英語のPleaseに似たこの言葉は、いろいろな場面で便利に使えるコミュニケーションの万能薬。同店が目指す「食事と会話が楽しめるコミュニティのような飲食店」に、うってつけのモチーフといえるだろう。
そんな同店では、ランチ・カフェ・ディナーそれぞれの時間帯に合わせ、さまざまなメニューを提供している。
ランチタイムの人気は、2種類のルーが楽しめる「自家製カレー」。ほか、パスタやしょうが焼きカレーなど、約10種類を用意。
30種類以上あるディナーメニューのオススメは「和牛ランプ肉のローストビーフ」。サルサソースを加えた「チリカルボナーラ」は、ほかでは味わえないユニークな逸品となっている。
味の決め手となるだしには、昆布茶や干しシイタケのような「和」の素材を使うことも。日本人の遺伝子に響くテイストは、同店の大きな特徴。
一方のワインは、3000円台を中心に、30以上の銘柄を用意。好みや予算に応じて、ベストマッチのボトルを選んでもらうことも可能。
今後は、他店にないような創作メニューに力を入れていきたいという同店。おいしさはもちろん、食事の楽しさも満喫したいなら、魔法の言葉「PREGO」を唱えてみては。
◆「PREGO」(プレーゴ)
住所/神奈川県横浜市中区長者町5-51-1 ライオンズプラザ横浜大通り公園1F
TEL/045-315-4490
定休日/日曜日
営業時間
ランチタイム 11:00~14:00
カフェタイム 14:00~17:00(カフェタイムに限り、ペット可)
ディナータイム 17:00~2:00
アクセス
横浜市営地下鉄「伊勢佐木長者町駅」6B出口すぐ 各線「関内駅」より徒歩約7分
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